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「母岩付水晶」というかむしろ「水晶付母岩」
上の写真を見て、なんじゃこりゃ?と思ったアナタ、ただの石ころの紹介ではありませんよ(笑)。
これは、母岩付のハーキマー産水晶です。
というか、比率的にはハーキマー産水晶付の母岩といった方がいいくらいですが。
どこに水晶がいるかと言いますと、上の石の真ん中の下よりに小さいのがはまっております。
少し拡大してみます。
お、見えてきましたね。さらに拡大します。
いましたねー。
小っさ!メッチャ小っさ!
と思ったアナタ、正解!大きさは8mmほどしかありません。
支えている手と比較するとこんな感じです。
ハーキマー産水晶はこのように母岩に抱かれるようにして成長していくわけですね。
上の結晶以外にも、1mmにも満たない水晶の赤ちゃん達がたくさんくっついてキラキラしています。
別名ハーキマー・ダイヤモンド
ハーキマー産水晶は、透明度が高く、美しい輝きを放つので別名ハーキマー・ダイヤモンドと呼ばれます。というか、むしろハーキマー・ダイヤモンドの方がメジャーな呼び名です。
このブログでは誤解を避けるため、あえてハーキマー産水晶という名前を使っていますけどね。
別の角度から見てみましょう。
母岩を縦にして水晶を拡大してみます。
ホントにダイヤモンドみたいじゃん!
ハーキマー産水晶は、小さい物は短い両剣型のコロンとした形の物が多いです。
透明度が高く、そして照りが強いうえに、このコロンとした形を見ると、ハーキマー・ダイヤモンドと名付けられたのもうなずけますね。
この母岩付水晶あらため、水晶付母岩は、ハーキマー産水晶が地中でどのように生成されるのかを知る資料としてみてもおもしろいですね。